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2014/05/23 (Fri) 10:21
話を聞く態度が大切

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塾長の鈴木です。



「聞いてもらうだけで違う」


カウンセリングに関して、よく出てくる感想です。

例えば、こんな風な場面を想像してみてください。

自分が誰かに話を聞いてもらいたいと思ったとき。

壁や柱に向かって自分が話したいことを話してみる。

果たして、それで自分の気持ちが軽くなったり、
何か変化が起きるでしょうか?


あるいは、ペットに話しかけてみる。

そういうところを想像してみてください。

もしくは、実際にやってみてもいいでしょう。


「犬は黙って話を聞いてくれるからいい」


こんな風に言った人がいました。

おそらくこの人は、自分の話をしたときに、
傷つくようなこと、無理解なことを言われたのかもしれません。

余計なことを言われるくらいなら、
黙って話を聞いてもらったほうがましだ。

そんな思いになったのかもしれません。


さて、壁や柱、そしてペットに話を聞いてもらったとします。

余計なことは言われないかもしれませんが、
何かこう、物足りない感じ、虚しい感じがするのではないでしょうか?

それは、壁や柱、そしてペットには、
明確なリアクション(反応)がないからです。

余計なことを言われるのでは、ノーリアクションのほうがまし。

でも「心ある反応」をしてもらったほうが、
やっぱり話して良かったという気持ちになるのではないでしょうか?


では、私たちはなぜ、誰かに話を聞いてほしいという気持ちになるのでしょうか?

それは、相手のリアクション(反応)によって、
"何か"が確かめられるからなんですね。


相手のリアクション(反応)によって、
自分は間違っていないんだとか、自分はこんな状態に陥っていたんだとか・・・

こうしたことを確認できるんですね。


これは一人ではなかなかできないことです。

相手のリアクション(反応)があって、はじめて成り立つこと。

だから話を聞いてほしいと思うわけです。


ただしこのリアクション(反応)には条件があります。

あくまでも「心ある」リアクション(反応)に限るということ。

心ある相手のリアクション(反応)だからこそ、
こちらの心にスッと染み込んでくるわけです。


心あるというのは「理解ある」と言い換えてもいいでしょうね。

理解あるリアクション(反応)、理解ある聞き方。

だからこそ、こちらは素直にそのリアクション(反応)を受け容れる。

この関係性は、まさにカウンセリング関係そのものなんですね。


カウンセラーはクライエントに対して「心ある」「理解ある」
そして「あたたかい」リアクション(反応)を見せる。

そのリアクション(反応)によって、クライエントは自分を見つめ直す。

カウンセリングはそうしたやり取りを織りなしていくものなんです。


あくまでも「心ある」「理解ある」態度だからこそ、
その反応に心動かされ、変化を経験できるわけです。

ですから、カウンセリングを学ぶときは、
どうしたら「心ある」「理解ある」態度でいられるか?

そのことを探究していってほしいなと思います。


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