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2013/09/23 (Mon) 10:20
たった一言の重みに駆ける

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塾長の鈴木です。



先週は大阪と東京でそれぞれ一日企業研修を実施しました。

いずれも大手のIT企業の方々対象で、
内容はコミュニケーションのレベルアップ研修でした。

・・といいますか、養成塾のプログラムをそのまま導入したものです。


養成塾のプログラムは、基本的には
プロ専用のプログラムとして開発しました。

プロのセラピスト、カウンセラー向けの訓練プログラムです。

有資格者が実践のスキルをレベルアップさせるためのものです。


しかし、こうした高度な内容であっても、
カウンセリングの研修すら受けたことがない方でも、
こなすことによって得るものは非常に大きいようです。

現に今回のような企業にお勤めの皆さんで、
「昇格希望者必須」という形で受講されているわけですからね。


講座の中では、養成塾で採用している実習もこなして頂きますが、
合間に講師の私に対し、メンタルやコミュニケーションに関して
いろいろな質問が出たりもします。

大阪で実施した際には、研修の終了後、
若い男性受講者が約20分近く私にいろいろな質問をされました。

そろそろ会場を後にしなければならない時間でしたが、
あまりに熱心に質問をされるので、出来るだけお答えするようにしました。


また、東京で実施した際も、30代後半くらいの女性が講座終了後、
「先生がおっしゃっていた『自分がどう見られているか不安な人が・・』というお話、
私も実はそうなんですが・・・・・」

と言ったかと思うと、みるみる目に涙が浮かんでこられました。

その方とも少しお時間を取ってお話を伺い、
質問にも一つ一つお答えをさせて頂きました。


お二人とも普段はバリバリにお仕事をされているようでしたが、
内面では様々な葛藤と闘いながらのお勤めなのでしょう。

その他、「子供についつい『早くしなさい!』と言ってしまって・・・」とか、
「嫁に話を聞いてない、上の空だと、よく指摘されまして・・・」など。

こうした研修をさせて頂くと、いろいろなお話が自然と出てきて、
それが研修参加者の中で温かくシェアされ、共感されたりします。


企業研修というのは、職場ではそこまで話せないといったような話を
職場の同僚たちと改めて交わすという機会にもなっています。

それは、慌ただしい日常や、時間に忙殺される職場を少し離れて、
自分自身をちょっと見つめ直す機会にもなっているようです。


グループ実習の時間では、それこそ参加者がとても熱心で、
「ケース演習」の中に出てくるたった一言を考えるのに、
実に2時間以上もの時間をかけて検討し、洗練された回答を導き出します。

たった一言を考えるのに2時間以上を費やすという経験は
おそらくこれまでの人生では無かったはずです。

しかし、こうした研修を通して受講された皆さんは、
たった一言の重みというものをつくづく実感することになります。


そう、人生は常に、たった一言に凝縮されていくといってもいいでしょう。

そしてカウンセリングもまた、その「たった一言」に勝負をかけるセラピー。

「今、ここに生きる」ということも、
そうした瞬間に心を一つにすることなのかもしれません。




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