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2013/02/01 (Fri) 09:24
肯定も否定もしないことが重要

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塾長の鈴木です。


「肯定も否定もしない」


カウンセリングは基本的に、肯定も否定もしない心理療法です。

否定をしないというところは、説明は不要でしょう。

今日は「肯定をしない」というところについて考えてみます。


一般的に肯定はOKだと考えられています。

例えば「ほめる」ということが、
教育の分野で重視されていたりします。

このこと自体、それこそ単純に否定されるようなものではありません。


では、カウンセリングという心理療法においては、
なぜ「肯定もしない」という表現になるのか?


カウンセリングでは、クライエントの自由を重視します。

この場合の自由とは、面接の時間内では、
制約や禁止のない環境を経験してもらうという意味です。


自分の話したいことを話したいだけ、自由に話す。

自分が取りたい態度を取りたいようにする。

暴力以外は自由に振る舞っていいという時間にします。


様々な心理的な抑圧や緊張などによって、
自分らしくいられなくなったクライエントに、
自分本来のあり方を取り戻してもらう。

その先に精神機能の回復や、心理的な成長が起きる。

そういう仮説と実証のもとに、カウンセリングは
クライエントの自由を重視しています。


問題は「肯定もしない」と、ここでいう「自由」とが
いったいどう関係があるのかということです。


答えはこうです。


クライエントに何らかの「肯定」をカウンセラーが与えることで、
その「自由」に「ある方向づけ」が生まれてしまう場合があります。

するとクライエントはカウンセラーが肯定してくれるような
態度や話を選択してしまう場合が起きてきます。


そして「肯定」をするということは、同時に
何かを「否定」することをも意味します。

カウンセラーに肯定されたことによって、
クライエントがまだ語っていない何かを否定する。

そういう危険性もはらんでいるわけです。


もちろん、場面やクライエントの状態によっては、
「否定」や「肯定」が大事なときもあります。

しかしそういう限られたケースを除いて
基本的には「肯定も否定もしない」というのがセオリー。


つまり「カウンセラーが、ここで肯定することが
クライエントにとってどんな影響を及ぼすか」が
わかっていることが重要になるわけです。


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