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2013/02/17 (Sun) 21:25
カウンセリングの自己一致について

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塾長の鈴木です。


「カウンセリングと自己一致」


この「自己一致」というテーマは、
カウンセリングでは常に問われるテーマです。

「自己一致」というのは、カウンセリングの祖であるロジャーズが
カウンセラーの基本姿勢として重視したもの。

カウンセラーの感情と言動が一致していることを指します。


実際の面接でこの「自己一致」を維持するには、
相当の経験とかなりの研鑽が必要になります。

この「自己一致」を保つには、私はカウンセラー自身が
カウンセリングを受けることをおススメします。


カウンセラーが指導者(スーパーバイザー)に
カウンセリングを受けることを「教育分析」といいます。

私自身この「教育分析」を受けることで、
カウンセラーとしての姿勢を厳密にチェックしました。

また自分の面接のスーパーヴィジョンを受ける際にも、
この「自己一致」は、かなり厳しく指導を受けました。


「自己一致」が「自己不一致」になるのは、実は、ほんの一瞬のこと。

クライエントの話を聞きながら、カウンセラーの内面には
様々な感情がわいてきますが、その全てを受け容れるように努めます。

そして場合によってはその感情や感じたこと、感覚などを
クライエントに率直に表明する選択をする場合もあります。


時にはクライエントに対して、否定的な感情がわいた場合、
その感情にカウンセラー自身がどう向き合うかによって、
カウンセリングの成否が左右されることになります。


私の経験でこの「自己一致」を最も問われたのは、
子どものカウンセリングをする時でした。

スクールカウンセラーとして小学生と面接する場合、
彼らが最も忌み嫌うのは大人の「ウソ」なのです。


体裁を繕うような感じが少しでもした場合、
子どもたちはまともにこちらの相手をしてくれません。

子どもたちが私たちに問うてきたのは、
常に次のようなことだったのです。


「先生の腹の底は何色だ」


私たちはこの「腹の底の色」をごまかすことはできません。

私は嫌な気持ちになったら「嫌な気持ちがした」と言ったこともありますし、
腹が立ったら「とても先生は不愉快だ」と言ったこともあります。

しかし、ある種の覚悟をもってそういう表明をすると、
その時は子供も反発をしたりもしますが、
次のカウンセリングから子ども態度が変わりました。


つまりこちらも腹を割って見せたことで、
向こう(子ども)も腹を割ってくれるようになっていくのです。

このあたりの転換は大人よりも早いですね。


ただし「自己一致」が重要なのは、子どもとのカウンセリングだけでなく、
もちろん大人とのカウンセリングにおいても同様です。


カウンセリングにおいて、この「自己一致」は
いつも面接の成否を左右する重要な位置を占める要素です。


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